事件・災害の教訓から

事件・災害の教訓から
東日本大震災から13年に寄せて
〜風化とは〜

今日、2011年3月11日から13年の日を迎えた。 13年といえば、当時小学校2年生の子どもが成人する年だろう。その歳月は、「風化」という一つの文化を生み出す。 「震災の教訓を風化」させるな」というように、当時の悲しみが […]

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事件・災害の教訓から
奈良市小1事件から19年目を迎えて
〜「根拠」ある安心感を。新たな安全文化の創生に向けて〜

2023年11月17日は、2004年11月17日に奈良市で発生した事件から19年目の日だった。 19年前、下校中の小学校1年生、有山楓さんが誘拐され、遺体で発見される痛ましい事件が発生した。 奈良市(奈良市教育委員会いじ […]

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学校・子どもの安全
大阪教育大学附属池田小学校事件22年目の日を迎える前に考えること② 不審者対応訓練の意味について

今日この日、附属池田小学校事件から22年目を迎える。 今この時、子供たちは「祈りと誓いの塔」に向かっていることだろう。私自身も、毎年この日は、1年でもっとも緊張し、感慨深く、気持ちを引き締め、涙をこらえる日だった。 その […]

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学校・子どもの安全
大阪教育大学附属池田小学校事件22年目の日を迎える前に考えること① 学校の門を閉めるのか、という議論について

まもなく6月8日を迎える。 22年前のこの日、大阪教育大学附属池田小学校の授業時間中に暴漢が侵入し、小学校1,2年生の幼い子ども8人の命を奪った。 暴漢が侵入したのは、「開いていた自動車通用門」からだった。そして、犯人は […]

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事件・災害の教訓から
埼玉県戸田市の中学校侵入事件について

2023年3月1日。(またか)と思わされる事件が発生した。 埼玉県戸田市の中学校に、学校稼業中(試験中)に不審者が侵入し、持っていた包丁で教員を切りつけるなどし、現行犯逮捕された。 この事件で、2001年の大阪教育大学附 […]

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事件・災害の教訓から
奈良小1連れ去り事件から18年目の追悼② 〜事件の教訓から生まれた防犯パトロール〜

事件の教訓が生み出したもの 2004年11月17日に、当時小学校1年生だった有山楓さんが被害に遭った事件の直後、当小学校は混乱に陥った。そしてこの日から、「学校危機」は継続することになる(松井、2022、「学校危機の定義 […]

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事件・災害の教訓から
奈良小1連れ去り事件から18年目の追悼①

教訓の伝承のために 毎年1年間の中で2回、悲しみと共に子供の安全について深く考える時期がある。一つは6月8日。これまで幾度も話題にしてきたことだが、この日は、21年前(2001年)に大阪教育大学附属池田小学校で不審者乱入 […]

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事件・災害の教訓から
大阪教育大学附属池田小学校事件 21年目のこの日に③ 〜最終回・「悲しみ」だけで終わらせないためには何が必要なのか〜

事件から21年目の6月を終えようとする下旬の日。大阪教育大学附属池田小学校で、大阪教育大学の学生を対象に学校安全の取り組みが行われた。 これは、将来教師を目指す学生に、事件の概要を伝えたり、校舎見学をするものだが、何より […]

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事件・災害の教訓から
大阪教育大学附属池田小学校事件 21年目のこの日に②

大阪教育大学附属池田小学校事件から21年目のその日。 ぼくのゼミ生だった学生で、昨年卒業して新任教師としてがんばっている学生からこんな知らせが届いた。 「こんばんは!夜分遅くに失礼します。 今日の朝の会で、附属池田小学校 […]

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事件・災害の教訓から
大阪教育大学附属池田小学校事件 21年目のこの日に①

「今日は爽やかな天気だ」今朝、通勤中のドライブでそう思ったとき、ある人が言った言葉を思い出した。 「あの日は、とても暑い日だった。そのことを強く覚えている。そして毎年、6月8日は暑い。その暑さで、あの瞬間、あの日のことが […]

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