2021年8月

学校・子どもの安全
訓練の失敗と教師のプライド

今回は、ぼくが研修講師として未熟だったこともあって起きてしまった、ある学校での研修の様子について話したい。 「こんなことして、意味はあるのか」と言った教師 ぼくがまだ、大学の教員ではなく小学校の教師(附属池田小)だった頃 […]

続きを読む
学校・子どもの安全
「防火扉」で成功した不審者対応

2001年の大阪教育大学附属池田小学校事件、そして2005年の寝屋川市立中央小学校で、卒業生が校内で教師を殺傷した事件以後、各学校で不審者対応訓練が研修として取り入れられるようになった。ぼくはこれまで、たぶん100校くら […]

続きを読む
学校・子どもの安全
学校での不審者対応訓練②

訓練でもミスは、子供の命に直結すると実感した瞬間 前回の続き。 では、初めての不審者対応訓練で、ぼくがどのようなミスをしてしまったのか話そう。 その前に、非常時における教員の役割について説明しておこう。これは、それぞれの […]

続きを読む
学校・子どもの安全
学校での不審者対応訓練①

ぼくはこれまで、小学校の教員研修での不審者対応訓練の研修講師や各自治体の講演など、多く手がけてきた。それは、ぼくの以前の職業によるところが大きい。 ぼくが大学の教員になる前、大阪教育大学附属池田小学校で教諭をしていた。こ […]

続きを読む
もうひとつのカリキュラム論
コロナ禍の部活動と「同調圧力」②

大好きなテニスラケットを部屋にしまい、勉強に打ち込んだ結果、Tくんは目標とした大学に合格した。そしてオープンキャンパスで「憧れた」その大学のソフトテニス部に、なんの迷いもなく入部した。そのTくんの「憧れ」は、どのように崩 […]

続きを読む
もうひとつのカリキュラム論
コロナ禍の部活動と「同調圧力」①

前回まで、「同調圧力と大学生の人生」ということで、教師を目指すことをやめ、ユーチューバーになった学生のことについて話してきた。 今回は、コロナ禍で大学生になったある1人の青年と、その部活動について話したい。そこには、コロ […]

続きを読む
もうひとつのカリキュラム論
「同調圧力」と大学生の人生について③

前回、「同調圧力と大学生の人生について②」では、この話題の主人公Nが、実は教員採用試験を「受けたフリ」をしているのではないか、という話をした。その続きを話そう。 学生は言った。「先生、ぼく、ユーチューバーになりたいんです […]

続きを読む
もうひとつのカリキュラム論
「同調圧力」と大学生の人生について②

前回「同調圧力と大学生の人生について①」の続き。 学生の「個人の尊厳」 Nが4回生の6月になると、教員採用試験で周りはバタバタとしていた。Nは、ゼミにも顔を出したり出さなかったりで、たまに顔を出してくれるとゼミが妙な雰囲 […]

続きを読む
もうひとつのカリキュラム論
「同調圧力」と大学生の人生について①

ここまでぼくのブログでは、「教師はなぜ、憧れの職業ではなくなったのか」(No.18 現在進行中)や、「災害時における教師のノブレス・オブリージュ」(No.21でいったん完結)を中心に展開してきた。次にどのようなシリーズで […]

続きを読む
災害時における教師たちのノブレス・オブリージュ
災害時における教師たちのノブレス・オブリージュ ~そこにある「使命感」と「多忙感」~ 21 記憶と風化

ここまで20回にわたり、本シリーズ「災害時における教師たちのノブレス・オブリージュ」を展開してきた。今回の第21回で、いったん本シリーズを完結しようと思う。最後は、ぼくと岡村先生の共同執筆で。 「風化」とは 震災や事件、 […]

続きを読む