2021年7月
災害時における教師たちのノブレス・オブリージュ ~そこにある「使命感」と「多忙感」~ 7 避難訓練における被災地からのメッセージ①
2016年4月に発生した熊本地震を対象とした研究の中で、ぼくたち(松井、岡村先生)は何度も被災地に足を運んできた。そのたびに、益城町立広安西小学校の井手文雄校長先生(当時、現在は山都町教育長)をはじめ、さまざまな人と出会 […]
災害時における教師たちのノブレス・オブリージュ ~そこにある「使命感」と「多忙感」~ 6 災害時における教師の職業的有能性
本シリーズの前回の投稿(7月29日 シリーズ5)では、震災発生時に突然「避難所」となった学校の実態について述べた。その様子について、井手先生(シリーズ1を参照)は当時について、 「学校に駆けつけたらすでに運動場は車でいっ […]
災害時における教師たちのノブレス・オブリージュ ~そこにある「使命感」と「多忙感」~ 5 学校が突然、避難所になったとき
前回の投稿(7月28日 災害時における教師たちのノブレス・オブリージュ ~そこにある「使命感」と「多忙感」~ 4 「災害救援者」としての教師の役割)では、教師は災害時における職業的災害救援者ではないが、それでも災害時に […]
災害時における教師たちのノブレス・オブリージュ ~そこにある「使命感」と「多忙感」~ 4 「災害救援者」としての教師の役割
本シリーズ前回の投稿では、災害時における「避難所」としての学校の役割について述べた。そして、そこにいるのは「教師」である。小学校が被災者のニーズと期待から避難所として運営されたとき、そこを職場とする教師たちの役割はどうな […]
災害時における教師たちのノブレス・オブリージュ ~そこにある「使命感」と「多忙感」~ 3 学校・教師と避難所
震災時における教師の役割とは 地震などの災害が発生したとき、教師の役割、学校の役割は果たしてどのようなものなのだろうか。それは、法的にどのように整備されているのか。この関心は、阪神・淡路大震災における教師の姿の記録に依る […]
災害時における教師たちのノブレス・オブリージュ ~そこにある「使命感」と「多忙感」~ 2 震災をめぐる教師の「使命感」と「多忙感」への着目②
本シリーズの前回の投稿では、「災害時における教師たちのノブレス・オブリージュ ~そこにある「使命感」と「多忙感」~」についてのプロローグを記述した。 今回から、本題に入っていこう。 避難所を運営した教師たち 2016年4 […]
災害時における教師たちのノブレス・オブリージュ ~そこにある「使命感」と「多忙感」~ 1 震災をめぐる教師の「使命感」と「多忙感」への着目①
2016年4月。応募していた研究助成が採択され、3年間の研究(安全教育をテーマに)を始めようとしていた矢先のことだった。熊本県で震度7を2回観測するという、非常に大きな地震が発生した。それまでぼくは、自身の教員として、あ […]
事件・災害の教訓と学校教育② 「奈良県香芝市 小6女児連れ去り事件(2015年)」Ⅱ
本シリーズの前回の投稿(7月18日 事件・災害の教訓と学校教育① 「奈良県香芝市 小6女児連れ去り事件(2015年)」Ⅰ)では、この事件を以下の4つの犯罪機会で捉えた。 【犯罪機会】① 事件は、学校が休みの土曜日の白昼に […]
教師と社会⑧「日本型学校教育の成果」教師はなぜ、憧れの職業ではなくなったのか No.18
「令和の日本型学校教育を担う教師」とは 前回の投稿(7月20日「教師はなぜ、憧れの職業ではなくなったのか」N0.17)で話題にした、小学校で「児童それぞれにきめ細かい指導をしやすくする目的」で2021年度から5年かけて、 […]
教師と社会⑦「35人学級のエビデンス」教師はなぜ、憧れの職業ではなくなったのか No.17
教育の本質への無知と無政策 前回の投稿(7月19日「教師はなぜ、憧れの職業ではなくなったのか」NO.16)では、小学校において、「児童それぞれにきめ細かい指導をしやすくする目的」で2021年度から5年かけて、すべての学年 […]