学校・子どもの安全
事件・災害の教訓と学校教育② 「奈良県香芝市 小6女児連れ去り事件(2015年)」Ⅱ
本シリーズの前回の投稿(7月18日 事件・災害の教訓と学校教育① 「奈良県香芝市 小6女児連れ去り事件(2015年)」Ⅰ)では、この事件を以下の4つの犯罪機会で捉えた。 【犯罪機会】① 事件は、学校が休みの土曜日の白昼に […]
事件・災害の教訓と学校教育① 「奈良県香芝市 小6女児連れ去り事件(2015年)」Ⅰ
今回から、ぼくが専門とする学校安全と安全教育について稿をたてて行こうと思う。その柱となるのは、「教訓と教育」ということだ。これまで犠牲になった命やその子が受けた恐怖は、教訓となって「その先の教育」「その先の命」へとつなが […]
豪雨災害から命を守るには④ 「避難」という行動の困難
令和2年7月豪雨の災害に関連して、あらためて、災害が発生するエリアに住み続ける「ふるさと観」について考えているところだ。このことについて、あるレポートが大きな参考となる。アメリカのジャーナリスト、アマンダ・リプリーAma […]
豪雨災害から命を守るには③ 球磨川流域を訪問してⅡ
前回の投稿(7月11日「豪雨災害から命を守るにには②球磨川流域を訪問してⅠ」)では、災害が頻発するエリアで、それでもなぜ人はそこに住み続けるのだろう、という疑問を投げかけた。それは「ふるさと観」が影響しているのではないか […]
豪雨災害から命を守るには② 球磨川流域を訪問してⅠ
今日、2021年7月11日現在、大雨は鹿児島県や島根県などで大きな被害をもたらしている。人命が失われるような被害が生じないことを「祈る」しかない。そう。こういう時、ぼくたちには何をすることもできないのだ。それは、相手が自 […]
豪雨災害から命を守るには①
今、この原稿を書いている7月10日、熊本県に大雨特別警報が発令されている。まさに1年目のこの時期に、九州、熊本を中心に「令和2年7月豪雨」が発生し、球磨川が氾濫。多くの人が命を失い、1万棟を超える家屋が甚大な被害を受けた […]
児童の列にトラック 児童が死傷のニュースに
繰り返される悲劇 2021年6月28日下校中の小学生の列にトラックが突っ込み事故に。小学生2名が亡くなり、他の児童も重傷を負っている。亡くなった2名の小学生のご冥福をお祈りするとともに、ご家族の悲痛な思いを想像するといた […]
小学校での防犯教室で見えた「刷り込み」
「知らない人にはついていかない」とは具体的にどうすることなのか 先日(6月22日火曜日)、ある小学校で防犯教室の講師を務めた。これは毎年実施している取り組みで、ぼくが1年生、3年生、5年生に3時間にわたって防犯に関する授 […]
沖縄戦「慰霊の日」に
事件、災害の教訓は、「誰が」「どのように」伝えるのか 勤務する大学では今週から対面授業が始まった。ぼくは今日、およそ2ヶ月ぶりに対面で授業をした。「教育課程論」の授業だが、伝えたいことが溜まっていたのか、90分の授業で話 […]
附属池田小学校事件 20年〈その3〉被害者遺族が伝えてくれたこと
事件を知らないコンプレックス 前回の記事(6月11日配信)でも述べたように、ぼくは2005年の春に附属池田小学校に赴任した。校内には、そして教師の中には、まだ生々しく事件そのものが残り、そのために日々が動いていた。20 […]