学校・子どもの安全

学校・子どもの安全
中国での日本人男児刺殺事件に寄せて

中国、深圳で母親と登校中の日本人男子児童が、何者かに危害を加えられた。なんとか命は、との願いも叶うことなく、幼く尊い命は異国の地で理不尽に失われた。 その現場に共にいて、一部始終を見ながら我が子を失った母親の気持ちは察す […]

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事件・災害の教訓から
大阪教育大学附属池田小学校事件から23年の日に

今日、2024年6月8日は事件から23年目の日だ。 いつもは、できる限り旧教員として当校に赴き、「祈りと誓いの集い」に参加してきた。 今年度は非常勤先の大学で授業があり、そこで10時を迎えた。授業(生徒指導論)では学校安 […]

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事件・災害の教訓から
東日本大震災から13年に寄せて
〜風化とは〜

今日、2011年3月11日から13年の日を迎えた。 13年といえば、当時小学校2年生の子どもが成人する年だろう。その歳月は、「風化」という一つの文化を生み出す。 「震災の教訓を風化」させるな」というように、当時の悲しみが […]

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事件・災害の教訓から
奈良市小1事件から19年目を迎えて
〜「根拠」ある安心感を。新たな安全文化の創生に向けて〜

2023年11月17日は、2004年11月17日に奈良市で発生した事件から19年目の日だった。 19年前、下校中の小学校1年生、有山楓さんが誘拐され、遺体で発見される痛ましい事件が発生した。 奈良市(奈良市教育委員会いじ […]

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学校・子どもの安全
「学校安全の教訓を伝承し、次代の命へとつなぐ学校危機マネジメント」 〜日本安全教育学会第24回奈良大会を終えて〜①

 2023年9月9日ー10日の2日間、私が勤務する大学を会場に、年次学会長として日本安全教育学会第24回奈良大会が開催され、多くの協力を得て盛会に終えることができた。  思い返してみると、私が初めてこの学会に所属し、発表 […]

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学校・子どもの安全
大阪教育大学附属池田小学校事件22年目の日を迎える前に考えること② 不審者対応訓練の意味について

今日この日、附属池田小学校事件から22年目を迎える。 今この時、子供たちは「祈りと誓いの塔」に向かっていることだろう。私自身も、毎年この日は、1年でもっとも緊張し、感慨深く、気持ちを引き締め、涙をこらえる日だった。 その […]

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学校・子どもの安全
大阪教育大学附属池田小学校事件22年目の日を迎える前に考えること① 学校の門を閉めるのか、という議論について

まもなく6月8日を迎える。 22年前のこの日、大阪教育大学附属池田小学校の授業時間中に暴漢が侵入し、小学校1,2年生の幼い子ども8人の命を奪った。 暴漢が侵入したのは、「開いていた自動車通用門」からだった。そして、犯人は […]

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事件・災害の教訓から
埼玉県戸田市の中学校侵入事件について

2023年3月1日。(またか)と思わされる事件が発生した。 埼玉県戸田市の中学校に、学校稼業中(試験中)に不審者が侵入し、持っていた包丁で教員を切りつけるなどし、現行犯逮捕された。 この事件で、2001年の大阪教育大学附 […]

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事件・災害の教訓から
奈良小1連れ去り事件から18年目の追悼② 〜事件の教訓から生まれた防犯パトロール〜

事件の教訓が生み出したもの 2004年11月17日に、当時小学校1年生だった有山楓さんが被害に遭った事件の直後、当小学校は混乱に陥った。そしてこの日から、「学校危機」は継続することになる(松井、2022、「学校危機の定義 […]

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事件・災害の教訓から
奈良小1連れ去り事件から18年目の追悼①

教訓の伝承のために 毎年1年間の中で2回、悲しみと共に子供の安全について深く考える時期がある。一つは6月8日。これまで幾度も話題にしてきたことだが、この日は、21年前(2001年)に大阪教育大学附属池田小学校で不審者乱入 […]

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