教師はなぜ、憧れの職業ではなくなったのか
コロナ禍の新任教師たち⑤ 「半世紀前と同じ教職像」教師はなぜ、憧れの職業ではなくなったのか No.10
採用試験の倍率が最低を更新という報道 先日の報道発表(6月25日、朝日デジタル)で、今現在進行している2022年度小学校教員採用試験において、昨年度、過去最低の倍率を示した2.7倍をさらに下回り、今年度は2.6倍であると […]
コロナ禍の新任教師たち④ 「子供の成長が見えるのがやりがいとか・・・。綺麗事やん」教師はなぜ、憧れの職業ではなくなったのか No.9
教師、やめようかな・・・ 前回(6月27日)、元ゼミ生の京都Iが、「私たち、このままだと来年の新任と同じくらいの能力ですよね」といった発言を紹介した。 京都Iは、学生時代から芯の強い女子学生だった。大学の方針が相手でも、 […]
コロナ禍の新任教師たち③ 「濃い霧の中、教師としての自信を作り出せずにいた」教師はなぜ、憧れの職業ではなくなったのか No.8
緊急事態宣言が発出され、翻弄される教師たち コロナ禍の新任教師たちは、元ゼミの仲間で情報と心情を共有しながら日々を乗り越えていた。そして2020年4月7日。東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・福岡の7都府県に「緊急事態 […]
「コロナ禍の新任教師たち」② 教師はなぜ、憧れの職業ではなくなったのか No.7
前回(「コロナ禍の新任教師たち」①)では、稀有な状況で教師生活をスタートさせた元ゼミ生たちが、その不安な初日を各地から共有している様子について話した。そして、そのやりとりを見ながら、思わずぼくも語りかけた。 鼓舞する新任 […]
「コロナ禍の新任教師たち」① 教師はなぜ、憧れの職業ではなくなったのか No.6
緊急事態宣言下で教師生活をスタートしたゼミ生たち 2020年4月は、ぼくのゼミ生5名が教員採用試験に合格し、晴れて教師として各地に赴任していった。ところが、これまでの新任教師とは大きく状況が違っていた。 当初は3月から春 […]
「学生の変化」 教師はなぜ、憧れの職業ではなくなったのか No.5
実態調査から見えてくる学生の将来像の変化 2019年11月に、参議院の文教科学委員会調査室が教員採用試験の競争率低下について、その調査結果について報告した。そこでは、公立学校教員採用選考試験の実施状況について、平成12年 […]
「変容する教師の価値」教師はなぜ、憧れの職業ではなくなったのか No.4
今から(2021年6月現在)4年前、ぼくがゼミ生の教育実習訪問に行った時のことだった。そのゼミ生(S子)は、元々の学力はさほど高くはなかったのだが、それを補って余りあるほど人間性に優れ、全国規模で活躍する部活の、部員80 […]
「教師を生み出す場」教師はなぜ、憧れの職業ではなくなったのか No.3
教師という職業は、社会的地位が高いと思いますか。 前回、「教師はなぜ、憧れの職業ではなくなったのか」No.2では、ぼくが教師という職業に「憧れ」た瞬間について述べた。ぼくは幸運だったと言える。自身の人生を「憧れ」から道づ […]
「憧れ」教師はなぜ、憧れの職業ではなくなったのか No.2
ひと昔前であれば、教師は憧れの職業であり、羨望の的だった。小学生のころ、友達の親が学校の先生と聞けば、その子供自身が周囲から尊敬され、よくできる子供に違いないという評価が労せずして得られたものだった。もちろん、その評価は […]
「教師像のイノベーション」教師はなぜ、憧れの職業ではなくなったのか No.1
プロローグ 「教師はなぜ、憧れの職業ではなくなったのか」このテーマは、ぼくの中でずっと燻っていて、いつか研究し、検証して考えを述べていきたいと思っていたテーマだ。目の前の学生たち、ぼくのゼミから教師になった新任教師の姿に […]