学校・子どもの安全

事件・災害の教訓から
大川小学校の悲劇 ④「そのとき、もっとも適切な判断」とは

「正常性バイアス」 14時52分の津波警報で、三次避難を開始しなかった教職員の判断について、「報告書」は以下のように分析している。 少なくとも15時15分〜20分頃までは、地域住民・保護者はもとより、教職員においても、大 […]

続きを読む
事件・災害の教訓から
大川小学校の悲劇と教師の果たした役割 ③子供の行動を決めた「教師による指示」

「もし自分がそこにいたら」 「自分がその立場だったら」 「自分の子供がそこにいたら」 そして、 「もし明日、そのような状況になったら」 大川小学校の悲劇から、そのように想像し、今生きる命に結びつけることが大切だ。 201 […]

続きを読む
事件・災害の教訓から
大川小学校の悲劇と教師の果たした役割 ②学校管理下で起きた戦後最悪の事故

大川小学校の悲劇は、東日本大震災における津波被害で、全校児童108人中、74人の児童が犠牲となった。実際には亡くなった児童(遺体が発見された)は70人で、4人はずっと行方不明となっていた。 しかし、今年(2022年)1月 […]

続きを読む
事件・災害の教訓から
大川小学校の悲劇と教師の果たした役割 ①11年目に向けて

まもなくやってくる2022年3月11日。この日、東日本大地震から11年目の日を迎える。11年の月日は、当時、小学校1年生だった子供は高校を卒業する年になる。また、当時小学校6年生だった児童は、大学に行っていれば卒業して社 […]

続きを読む
事件・災害の教訓から
阪神・淡路大震災から27年目の1.17に寄せて

「黙祷」の瞬間に想像すること 昨日、2022年1月17日は、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から27年目の1日だった。 ぼくは例年、ゼミの学生たちを連れて神戸市の東遊園地へ行き、「1.17の集いに参加するよ […]

続きを読む
学校・子どもの安全
訓練の失敗と教師のプライド

今回は、ぼくが研修講師として未熟だったこともあって起きてしまった、ある学校での研修の様子について話したい。 「こんなことして、意味はあるのか」と言った教師 ぼくがまだ、大学の教員ではなく小学校の教師(附属池田小)だった頃 […]

続きを読む
学校・子どもの安全
「防火扉」で成功した不審者対応

2001年の大阪教育大学附属池田小学校事件、そして2005年の寝屋川市立中央小学校で、卒業生が校内で教師を殺傷した事件以後、各学校で不審者対応訓練が研修として取り入れられるようになった。ぼくはこれまで、たぶん100校くら […]

続きを読む
学校・子どもの安全
学校での不審者対応訓練②

訓練でもミスは、子供の命に直結すると実感した瞬間 前回の続き。 では、初めての不審者対応訓練で、ぼくがどのようなミスをしてしまったのか話そう。 その前に、非常時における教員の役割について説明しておこう。これは、それぞれの […]

続きを読む
学校・子どもの安全
学校での不審者対応訓練①

ぼくはこれまで、小学校の教員研修での不審者対応訓練の研修講師や各自治体の講演など、多く手がけてきた。それは、ぼくの以前の職業によるところが大きい。 ぼくが大学の教員になる前、大阪教育大学附属池田小学校で教諭をしていた。こ […]

続きを読む
災害時における教師たちのノブレス・オブリージュ
災害時における教師たちのノブレス・オブリージュ ~そこにある「使命感」と「多忙感」~ 21 記憶と風化

ここまで20回にわたり、本シリーズ「災害時における教師たちのノブレス・オブリージュ」を展開してきた。今回の第21回で、いったん本シリーズを完結しようと思う。最後は、ぼくと岡村先生の共同執筆で。 「風化」とは 震災や事件、 […]

続きを読む